母親になると、人にやってもらうというだけで大変ありがたく感じる。
我が家では皿洗いを自分のものは自分でやらせるようにしていて、小中学生は基本的に自分で洗うはずなのだが、
あきらかに他の大人の食器と一緒にキッチンに放置されていたり、夕飯の食器が翌朝までダイニングテーブルに放置なんてことはよくある。
しかし長男だけは毎回すぐにきっちり洗ってくれる。なんと気持ちの良いことだろう。きっと中学生になれば小学生たちもやってくれるのだと信じている。
たまーに小6の娘は「ついでに洗うかあ！」と流しに溜まった食器まで洗ってくれることもある。感動する。
今日は久しぶりに昼食で外食をしてみた。いつもは、とにかく栄養が補完できればよし！くらいの残り物詰めた弁当をもっていくのだが、今日は少し時間がとれたのだ。
行きたかったお店がやっておらず知らないお店に入ってみる。
消費者金融のATMとかある怪しげな小さいビルの中にあったので心配になったが、店に入ると内装はきれいでほっとした。
席について注文し待っていると、食事とお茶が運ばれてきた！（当たり前なのだけど）
その幸福感といったらなんですか。
え、私座ってていいんですか？何もしないで食べてそのまま帰っていいんですか？
感動する。
外食のしっかり目の味を期待していた私としてはちょっと物足りなかったが、
紅茶は華やかなカップがワクワクするし、後味が嫌な感じがなくてとても美味しかった。
こうやってちょっとしたありがたい時間を過ごすことができるくらい
私は大人になったのだなあ・・・
（だいぶ前から大人なはずなのにいまだに大人の自覚がない。そのまま人生終えるぞ）
人って持ちつ持たれつだけど、自分が子供の頃は母が当たり前にいろいろやってくれていたんだなあとあらためて感謝する。
一人じゃ生きられないってよく言うけど、まさにそれよな。人間は群れで狩りとかして集団の強みを活かして生きていたきたわけだし。
なんて、人類の起源にまで思いを馳せたところで、
リアル日常に帰りまーす。
